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DIARY

一橋大学ラグビー部日記

政権交代から約1年

投稿日時:2018/11/13(火) 13:30

今年度マネージャー長の望月理紗子です。

予想よりも長くなってしまいましたがお付き合いください。


思えば高校生までは、「日本でラグビーしてる人っているの?ていうかラグビーって何…?」というレベルで何一つ知りませんでした。
ラグビー部での生活は高校までにしてきた経験とは全く別物で、自分の世界は何倍にも広かったようです。マネージャーというのは良いのか悪いのか練習を見ている時間がたっぷりあるから、その間に4年間で本当に色々な事を思ったし、考えた気がします。(ごくたまに、チームランの間頭の中だけ別世界に行っていることがあります。ごめんなさい。)

つい最近、「りさこって泣き虫だよね」と言われました。衝撃的でした。
自分はどちらかといえば落ち着いていて、マイペースで、無関心な方だと思っていたから。けれどよくよく思い返すと、この1年間の部活だけでも実は涙を流していた事が何度かありました。

試合アップの声が聞こえないと、声が通らないなら私じゃなくていいと言われた時。元々声量がなくて、それでも試合アップでは最大限声を張り上げているつもりなのにそう言われた日には、情けなくて悔しくて、帰ってから泣いていました。

国立合宿の最終日。みんなが5日間頑張った喜びを分かち合っている姿を見ていたら、4年生マネージャーとして合宿を乗り切れたことに心底ほっとするとともに、それを一緒に共有できる同期がその場にいないことがたまらなく寂しくて気づいたら涙が出ていました。そんな姿を見られまいと足早に帰ろうとしたのに、あっけなく早船に呼び戻されたけど。

そして今年の東大戦。絶対に勝ちたかった、それなのに。後半足が動かなくなっていく同期の姿、開いていく点差、盛り上がる東大ベンチの歓声を背中で聞きながら、フィールドの外で手をこまねいて見ていることしかできないのが本当に辛かったです。自分が出場できるなら、スクラムを押して全員なぎ倒してトライを取りたい。そんな的外れでいささか攻撃的な思いを抱いてしまう程には悔しかった。

他人や物事に気持ちを揺さぶられまいと予防線を張りがちな自分がここまで色々と感じられるのは、何だかんだ言っても部活とその仲間が大好きだからでしょう。1年生の頃は今日は負けちゃったなぁ、くらいだったのに、自分でも気づかないうちにこれほどまでにラグビー部に思い入れを持っていたんだと改めて気づかされました。

マネージャーの仕事とは、意味とかやりがいって何だろう。 
これはマネージャーなら誰もが頭を悩ませる永遠のテーマな気がします。
私たちがやっていることのほとんどは1を1のままに保つための仕事で、+αでなにかを生み出しているか、勝利を掴みとっているのかと聞かれたら即答するのは難しい。だって完璧とはいかなくても仕事ぶりに問題はなかったはずなのに、それでもチームが負けるときは負けてしまうから。だから東大戦はあんなに悔しかったんです。

ウォーターやビデオやおにぎりがあって、ホームでもアウェーでも試合が滞りなく行われて。この部活の当たり前が崩れずに保たれている陰には、必ずマネージャーがいます。それがどれほど綿密な計算と準備の上に築かれているかなんて、きっとプレーヤーは、もしくは後輩マネージャーだって知らないでしょう。知らなくていいんです。ある意味それこそが醍醐味だから。
上手く行った時もドタバタした時も、ええーそれも私達の仕事デスカ…という時も。全てを乗り越えて4年後に見える景色こそが自分たちの成長の証でありやりがいなのではないかと引退を間近に控えた今、感じています。

プレーヤーの皆さん。
いつも面白くてかっこいい姿をありがとう。ラグビーを出来る時間は有限です。一瞬一瞬を大切に、後悔なく4年間を過ごして下さい。同期は時々目や耳を疑うような行動や発言があるけど憎めない存在で、何だかんだ頼りにしています。

監督・コーチ陣やOB・OGの方々と接するのははじめこそ緊張しましたが、自分もやっとラグビー部の一員として迎えられているようで嬉しく、背筋が伸びるような経験でした。ありがとうございます。

トレーナーさん。下級生の頃は右も左も分からないところからスタートしてたくさんのアドバイスを頂き、中途半端な努力じゃ全然足りないんだと教えてもらいました。4年生になってからは役割は違えどチームを一緒に支えているような、でもやっぱり松岡さんにはお世話になりっぱなしの1年間でした。この場を借りて感謝を申し上げます。

マネージャーの先輩方。
あの先輩ならどう考えるかな、こういう時どんな判断をするかな。私が迷った時の相談相手は心の中にいる先輩方でした。比較して自分はまだまだだと落ち込む時もあるけれど、何とかやってくることができました。引退したらまた色々なお話がしたいです。

後輩マネージャー。
みんながいなかったら、私はきっとどこかで挫けていたと思います。

1年生。
ラグビー部に入ってからの半年間はどうでしたか?大変だったかな。私はマネージャー長として何か残せたでしょうか。2年後3年後、5人の成長した姿を見に行くことを本当に楽しみにしています。頑張ってね!

2年生は今のマネージャー組織の宝です。しっかり者で、元気いっぱいで(たまにテンション低いけど笑)、4人集まるとすごいパワーを発揮してくれて、でもまだ少し頼りなくて。目に入れても痛くないほどかわいいとはまさにこのこと。いざという時に頼りになるのはやっぱり同期です。4人で手を取り合って進んでいってね。

3年生。留学中の二人は元気でやっているかな?今もたまにグラウンドに二人の面影を感じます。お土産話を楽しみにしているよ。かなちゃんには普通の3年生以上の負担をかけてしまっているのに、いつも嫌な顔せず引き受けてくれるのには本当に感謝しています。この先困ったことがあれば、いつでも頼ってください。全力でサポートします。

りこへ。「高校も都内だったし、緑の多い広々したグラウンドで部活をするのが、新鮮だし気分転換になるんだ」と昔話していたのをよく覚えています。上級生になったこの1年、部活はもはや義務感だよねなんて言っていたけれど、それでもお互いに楽しんでいたし部活の時間がリフレッシュになっていたことも間違いないと思います。不機嫌やイライラをぶつけてごめん。純粋な友達とも少し違うけれど仕事上の付き合いってわけでもない、でもいつも支え合いながら数え切れないほどの思い出を共にしてきた大切な存在です。これからもよろしくね。

武蔵戦に勝利し、残すは明学戦のみ。最後に勝って笑ってシーズンを終えるために、誰よりも綿密な計算と準備を。それが私とりこの集大成になると思います。
あと少し、よろしくお願いします。

長くなりましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。
次はいつもナイスなイスを探し求めていて、「三権分立」の難しさを深く考えさせてくれる倉嶋に回します。

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