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DIARY

一橋大学ラグビー部日記

怒りの代わりに対話を、報酬の代わりに感謝を

投稿日時:2019/02/16(土) 12:19



石川の朝である。



昨日から降り続いた雪も幾ばくか積もっただろうか。外は音を忘れたような静けさだ。



そんなまどろみにけたたましい音楽が響く。

枕元におかれた四角い鉄が、このときばかりは憎らしい。

手を伸ばせば音は止まる。しかし、それは単調な今日の始まりをも意味するのである。



食堂の母たちは今日も早起きだ。

おはようと言えば卵焼きと水分を失ったキャベツの千切りが出てくる。

ご飯とお味噌汁を今日は少なめ目によそおう。どうせすぐに二杯目をよそうのだ。許せ。

納豆をかき混ぜる。この全く無になれる時間が好きだ。

石川に来てこの時間を何度迎えたことだろうか。そして、残り何度この時間を迎えることだろうか。深い思考の波が襲ってくる。

 



こんにちは。平手です。



カフェの店員がコーヒーをこぼし、それが自分のお気に入りの白いシャツにかかってしまう。青年はかっとなり店員に怒鳴りかかる。

「俺のお気に入りのシャツに何してくれてるんだ!」と。

まるで至って自然な反応である。

だがそれは、原因論の立場に立った故なのである。

では、青年はなぜ怒ったのだろうか。目的論の立場に立てば、それはシャツにコーヒーをかけられたからではない。青年は、怒ることによって相手を屈服させ、あわよくばクリーニング代を出させようという目的が第一にあり、そのために怒鳴るという手段を選んだのである。



そう、つまり怒りというものはあくまでも手段であり、そして、手段である以上それには代替するものがある。



それが対話である。言葉の力を信じることである。

青年も落ち着いて店員の不注意を諭し、双方の納得の上でクリーニング代を受けとることもできたのだろう。

あくまでも落ち着いて相手と対話をする。その姿勢を大切にしたい。



最近なにかとイライラすることが減った。どうやら僕にも怒りが、実は、手段にすぎないということ染み付いてきたようだ。

アドラー心理学と出会えてよかった。



実によく用いられる例えを引用してしまったので、さぞかしミーハーのようになっているかとも思われるが、これから深く学んでいく所存なのでご容赦を。



おっと、納豆が容器の縁からこぼれているではないか。。思考の波に浸かりすぎたようだ。

対面で朝食を食べる二人の巨人は納豆を派手にこぼす僕を見て罵りながら笑っている。

そんなにバカにするならもっと早く教えてくれればよかったじゃないか。なんと性格の悪い奴らだ。

私は激怒した。

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